2025年7月5日は、「大災害が起こる日ではないか」とネット上で大きな注目を集めました。現在はすでにその日を過ぎているため、この記事では何が予言として語られていたのか、実際に何が起きたのか、どこからが後から広まった解釈なのかを分けて確認します。
- たつき諒氏が「2025年7月5日午前4時18分に大災害」と書いたわけではない
- 『私が見た未来 完全版』で示されているのは「2025年7月」という時期
- 2025年7月5日にはトカラ列島近海でM5.4、最大震度5強の地震が発生した
- ただし、その地震を予言の「的中」と断定できる根拠はない
2025年7月5日の予言は結局どうなった?

結論からいうと、ネット上で広まった「2025年7月5日に日本や世界を揺るがす大災害が起きる」という形の予言が、そのまま実現したと確認できる事実はありません。
一方で、2025年7月5日06時29分ごろ、鹿児島県のトカラ列島近海でマグニチュード5.4の地震が発生し、十島村で最大震度5強を観測しました。気象庁は、この地震による津波の心配はないと発表しています。
重要なのは、「その日に地震があった」ことと「予言が的中した」ことは同じではないという点です。予言の内容、場所、規模、時刻などを事前に固定し、それが実際の出来事と一致したかを確認する必要があります。
たつき諒氏は「2025年7月5日」と予言したのか?

ここは、現在もっとも誤解されやすい部分です。
出版社の飛鳥新社は、2025年4月の公式説明で、『私が見た未来 完全版』において著者が書いているのは「これから起こる大災難の夢を見た」「その災難が起こるのは2025年7月」という内容であり、「2025年7月5日午前4時18分に大災害が起こる」と著者が述べたわけではないと明確に説明しています。
「7月5日4時18分」は、夢日記に記された夢を見た日時が2021年7月5日4:18AMだったことに由来します。これが後に、災害が起こる日時と混同されて広まったと考えるのが自然です。
『私が見た未来 完全版』には何と書かれている?
飛鳥新社の書籍紹介では、『私が見た未来 完全版』について「本当の大災難は2025年7月にやってくる」と紹介されています。つまり、出版社の公式情報で確認できる範囲では、焦点は2025年7月であって、7月5日の特定時刻ではありません。
したがって、「たつき諒氏が2025年7月5日をピンポイントで予言した」という説明は、公式情報に照らすと正確ではありません。
2025年7月5日に実際に起きたこと
気象庁によると、2025年7月5日06時29分ごろ、トカラ列島近海を震源とするマグニチュード5.4の地震が発生し、鹿児島県十島村で最大震度5強を観測しました。
| 項目 | 気象庁の記録 |
|---|---|
| 発生日時 | 2025年7月5日 06時29分ごろ |
| 震源 | トカラ列島近海 |
| マグニチュード | 5.4(暫定値) |
| 最大震度 | 5強 |
| 津波 | この地震による津波の心配なし |
ただし、トカラ列島近海ではこの日だけ突然地震が起きたわけではありません。気象庁は、2025年6月21日から続く一連の地震活動として情報を整理しています。
気象庁|2025年7月5日06時29分頃のトカラ列島近海の地震について
トカラ列島の地震は「予言的中」といえる?
現時点では、「2025年7月5日にトカラ列島近海でM5.4・最大震度5強の地震が起きる」と事前に具体的に示されていたわけではないため、この地震をそのまま予言的中と断定することはできません。
また、書籍側で確認できる表現は「2025年7月」であり、ネット上で広まった「7月5日午前4時18分」とは別です。さらに、トカラ列島近海の地震活動は6月21日から続いていました。
本記事での整理
- 7月5日に実際に地震はあった → 事実
- たつき諒氏が7月5日6時29分のトカラ地震を予言した → 確認できない
- 著者が「2025年7月5日午前4時18分」と書いた → 出版社が否定
- 書籍に「2025年7月」という記述がある → 出版社公式で確認できる
なぜ「7月5日」という日付が広まったのか
大きな理由の一つは、夢日記に記された「2021年7月5日4:18AM」という夢を見た日時が、災害発生の日時として受け取られたことです。
さらに、SNS、動画、まとめ記事などで「2025年7月」と「7月5日4時18分」が短い言葉に圧縮され、いつの間にか「2025年7月5日4時18分に大災害」という形で流通しました。
予言や都市伝説では、このように元の文章より具体的な日時や意味が後から加わることがあります。元資料と後年の解釈を分けることが重要です。
2025年7月5日の噂から分かる予言の確認方法
- 元資料を確認する:誰が何を書いたのかを見る。
- 日付の意味を確認する:投稿日・夢を見た日・出来事の予定日を混同しない。
- 出来事の条件を固定する:場所・規模・時刻を後から広げない。
- 結果は公的資料で確認する:地震なら気象庁などを使う。
- 一致しなかった点も残す:当たりだけを拾わない。
2062年未来人など他の予言とは分けて確認する
2025年7月5日説には、たつき諒氏の著書だけでなく、「未来人」やSNS発の噂まで一緒に語られることがあります。2062年未来人の予言は別の系統なので、混同せずに確認した方が分かりやすくなります。
2058年未来人や2ch・SNS由来の投稿について、元投稿の見分け方を知りたい場合はこちらです。
よくある質問
2025年7月5日に大災害は起きましたか?
ネット上で想定されていたような形の「世界的な大災害」が起きたと確認できる事実はありません。一方、同日にはトカラ列島近海でM5.4、最大震度5強の地震が発生しました。
たつき諒氏は7月5日を指定していましたか?
出版社の公式説明では、著者が示したのは「2025年7月」であり、「2025年7月5日午前4時18分」とは記していません。4時18分は2021年7月5日に夢を見た時刻として記録されたものです。
トカラ列島の地震は予言が当たった証拠ですか?
それだけでは証拠になりません。事前に場所・規模・日時が具体的に示されていたかを確認する必要があります。また、トカラ列島近海では6月21日から地震活動が続いていました。
まとめ|2025年7月5日の予言は「元情報」と「結果」を分けて見る
- 『私が見た未来 完全版』で確認できるのは「2025年7月」という記述
- 「2025年7月5日午前4時18分」は著者の予言日時ではないと出版社が説明している
- 2025年7月5日にはトカラ列島近海でM5.4、最大震度5強の地震が発生した
- その地震をたつき諒氏の予言的中と断定できる根拠は確認できない
- 予言を検証するときは、元資料・投稿日・条件・実際の結果を別々に確認する
2025年7月5日の話題は、元の記述に後から具体的な日時や別系統の噂が重なって広がった代表的な例です。事実確認では「何が起きたか」だけでなく、「事前に何と書かれていたか」を同じくらい重視する必要があります。


